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●樋渡八兵衛【ひわたり はちべえ】
◎攘夷の魁とならん!ヒュースケンを斬る

樋渡八兵衛

 薩摩藩士。

 出自は不明だが、八郎と懇意となり、同藩の仲間である伊牟田尚平・神田橋直助らととも万延2年(1861年)1月に結成された「虎尾の会」の幹部となる。その後、尊攘活動を過激化させ、攘夷の魁となるべく、同年伊牟田尚平・神田橋直助らとヒュースケン暗殺を実行した。これに端を発し、八郎をはじめ虎尾の会の同志が幕府に目をつけられることとなり、八郎の町人無礼斬りの際、逃亡している。

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